絶賛プロットにはまっている卍田です。ドン!
なので、今日はプロットについて、少し。
さて……。
プロットという言葉は曖昧で、いろんな物語描きさんと話していても、それぞれ言っていることが違ってたりします。
聞いていると、プロットの用法は大抵の場合、
※1)物語のアイデアと、大体の流れをまとめたもの。
※2)ストーリー構成、道具立てなどを明確にして、書くだけの段階まで持って行ったあらすじ
……のふたつに別れるようです。
僕は、前者をシノプシス、後者がプロットだと思っていたのですが、どうも話していると前者をもって『プロット』と呼ぶ方が(僕の知り合いには)意外と多いようなのです。
だから彼らが『プロットなら1日に2~3本いけます』とか言うと、最初は「すごい……才能ってすごい」と驚いてしまうわけです。もちろん大抵は後で、「ああ、そういうプロット(※2)なら二本とか三本とかムリです」と言われて安心するわけですが。
安心するなよ! という突っ込みはさておきまして……。
アレコレ調べた結果、『プロット』については、僕の把握でほぼ間違っていなかったようですが、どうも、シノプシスがよくわからない。
まとめるとどうやら……。
アイデア<(一般的なシノプシス)<(卍田の思うシノプシス)≦(知人の言うプロット)<(卍田の思うプロット)<小説
ということのように思えます。
あ、不等号は完成形に近いか遠いかです。
つまり、感覚としては、プロットというのは多くの場合(僕の周りでという限定付きですが)、(※1)と(※2)の間くらいのものだとして語られているようなのですね。
もちろん、僕に近しい概念で話す人もいますし、上の『一般的なシノプシス』の段階を『プロット』と言う人もいます。我々が話すときはここをはっきりさせておかないと、一時間ずっとずれたことを話している……なんて場合もあるので要注意です。
……こういう言葉の齟齬、漫画の『ネーム』とかでも起きてますね。
ああ、もちろん、一日に何本も『完成形に近いプロット』を上げる猛者もいますが、それはまた別の生き物と言うことで♪